ナナトリドリってどんなゲーム?初心者でも楽しめるカードゲームの紹介


こんにちは、ボードゲームカフェあなぐまのTomoです。今回は、2023年4月に発売されたカードゲーム「ナナトリドリ」を紹介します。このゲームは、手札の並べ替えが禁止になった大富豪の進化版と言えるシンプルなルールで、ボードゲーム初心者でも気軽に遊べるゲームです。

目次

ナナトリドリのテーマと目的

ナナトリドリのテーマは、鳥の王国で行われた「ピーチクパーティー」です。世界中の鳥たちが集まったパーティーが無事に終了したところで、あなたたちはお城の案内役として、お客様を帰してあげることになりました。しかし、鳥たちは仲間の場所や帰り道がわからず迷っています。あなたたちは自分の手札にある鳥のカードを集めてそろえて、一気に出して手札をなくすことを目指します。

ビリになると、『ぽんこつガイド』の汚名を着せられてしまう!

ナナトリドリの内容物と準備

ナナトリドリの内容物は以下の通りです。

  • 数字カード 63枚(1~7 各9枚)
  • ペンギンコマ2個×6色
  • サマリーカード

数字カードは1から7までの数字が書かれたカードで、各数字が9枚ずつあります。ペンギンコマは6色あって、各色2個ずつあります。サマリーカードはカードの強さや出し方をまとめたカードです。

ゲームの準備は以下のように行います。

  1. 数字カードを全てよく混ぜて山札にする
  2. 8枚ずつ手札を配る(手札の表面は持ち主だけが確認できる)
  3. テーブル中央に場と捨て札置き場を確保する
  4. 自分の色のペンギンコマを2個ずつ受け取る
  5. サマリーカードを1枚受け取る
  6. 最初にカードを出すスタートプレイヤーを決める(最近、ペンギンを見た人など、好きに決めよう!)

注意!
このゲームでは手札の順番を入れ替えてはいけません。
手札を配られたら、そのまま順番を変えずに確認しましょう。

ナナトリドリの基本ルール(3~6人用)

ナナトリドリの基本ルールは3~6人用で、以下のように遊びます。

  1. スタートプレイヤーから時計回りに手番を進める
  2. 自分の番では「A. カードを出す」か「B. パスする」かを選ぶ
  3. 手札が0枚になった人から「勝ち抜け」となる
  4. 最後の1人「ぽんこつガイド」にならないようにする

自分の番で出来ることは2つ!

A. カードを出す

手札から数字カードを場に出します。場にカードがないときは、好きなカードを出せます。場にカードがあるときは、直前に出されたカードよりも強いカード(組み合わせ)を出します。数字の強さは以下の通りです。

  • 数字が大きいほど強い(1<7)
  • 数字にかかわらず、枚数が多いほど強い

例えば、場に「3」が1枚出ているときは、「4」以上の数字を1枚以上出すことができます。「3」を2枚以上出すこともできます。ただし、複数枚出す場合は、手札で隣り合っている同じ数字でなければなりません。

カードを出したら、直前に場に出ていたカードを「自分の手札に加える」か「捨てる」かを選びます。「手札に加える」なら、それらをひとまとめにして、自分の手札の好きな位置に差し込みます。「捨てる」なら、それらを捨て札置き場に移します。

B. パスする

カードが出せない、または出したくないときはパスをします。
山札から1枚引いてその数字を確認した後、「自分の手札に加える」か「捨てる」かを選びます。加える・捨てるの処理は「A. カードを出す」のときと同じです。

全員がパスしたら流す

自分がカードを出して、他の全員がパスをしたら、場のカードを全て捨てます(場を流す)。場を流したら、その人が新しいスタートプレイヤーとなって、好きなカードを出してゲームを続けます。

ゲームの終了

手札がなくなった人は「勝ち抜け」になります。最後の1人になったらゲーム終了で、残った人は自分のペンギンコマを1個失います。そして、次のゲームはペンギンコマを失った人がスタートプレイヤーとなります。ペンギンコマが0個になった人の負けで、それ以外の人は全員勝ちとなります。

このゲームに勝つためには!

このゲームはビリにならないためのゲームとも言えます。
下記のタイミングを意識して、ゲームをプレイするとビリにはなりにくいです。

パスを活用していこう!

出せるカードがあるけど、あえて出さないことも大事!
山札を引いて、自分の手札を強化していくとビリにはなりにくい!

強いカードは回収!

7が手札に1枚あるなら、場に出た7をどんどん回収していこう!
最終局面で、強いカードが手札に残っていればギリギリの場面で逆転できる!

ナナトリドリのデュエルルール(2人用)

ナナトリドリには、通常ルールの他に、2人用の「デュエルルール」もあります。だいたいのルールは通常ルールと同じなので、違う部分だけを簡単に紹介します。

ゲームの準備

  • 最初に配る手札は8枚ではなく11枚
  • 手札とは別に、2枚の数字カードを受け取り、表向きで手元に置く
  • 山札はなし(余ったカードは使わない)

パスと脱落

  • パスする時は、手元のカード1枚を「手札に加える」か「捨てる」かを選ぶ
  • パスした時に手元にカードがなかったら敗北(パスできるのは2回まで3回目を行おうとした時点で敗北)

特殊なカードの出し方

  • 手札から出すカードと同じ数字が手元にある時、そのカードをまとめて出せる(パスできる回数が減るけど、今回出すカードを強化できる)
  • 手元のカードが2枚とも同じ数字なら、一緒に出すことが出来ます。
    ただし、手前のカードだけを場に出すことは出来ません。
  • 手前のカードが残っていても、手札が0枚になれば勝ちです。

デュエルルールの勝ち方

  • 手札からカードを出して、相手よりも早く手札をなくすこと
  • パスするときに手元にカードがなくならないこと(パスできるのは2回まで)
  • 手札から出すカードと同じ数字が手元にあるときは、そのカードをまとめて出して強い役を作ること

ナナトリドリのデュエルルールは、通常ルールよりも手札の管理が重要です。手札から出すカードと手元に置くカードのバランスを考えながら、相手の動きにも注意しましょう。

最後に

ナナトリドリは、手札の並べ替えができないという制約があるにもかかわらず、カードを出すときに自由度が高いという面白さがあります。数字の強さだけでなく、枚数や色も重要な要素になります。また、カードを出した後に手札に加えるか捨てるかを選ぶことで、手札の状況をコントロールすることができます。このゲームは、戦略的に考えるだけでなく、運や相手の心理も大きく影響するので、毎回違った展開やドラマが生まれます。


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